自殺流れ星説10
これは作り話じゃない。
ノンフィクションだ。今も右目の上が痛い…
俺は絶望してた。
たった5%の絶望が、95%の活力に押し出されている状態だった。
貨物列車で言うと、先頭車両が絶望で、後続車両が活力。
バンバン突き進んで行く。
勝手に路線を切り替えて。
この先、崖しかないよ。
という所で我に返った。
だが、そのまま落ちれば楽になると考えてしまったんだ。
じりじりと軋む車輪。
崖の下から手招きが見える。
いっその事、身を委ねてみようかな…
前日から何も食べていなかった。