精神武装教育~専門小学校の建設~7

今日から私は専門小学校に入学する。
70歳、佐藤義三、元総理。

私は以前から、メイド喫茶に興味があった。

だからこのサービス業専門小学校、娯楽施設科を選考した。
スーツでびしっと決めては見たが…
浮いてしまっているな…なんて思えてきた。

孫より小さい子供もいる。

彼女は6才。向こうの彼は37才だそうだ。

私の素性を知る者もいなそうだし大丈夫か。
まあ、私はお金があるから奨学金制度は使わず年間10万円の授業料は一括で払い終えている。

しかし、このカオスな空間で私は本当に授業を受けれるのだろうか…やや、心配にもなる。

「おはようございまーす」

「(返答)」

「えー、私は担任の加藤美智子といいます、呼び方は好きにどうぞ。簡単な経歴から、私は全国100ヵ所にある某飲食店で15年間ウェイトレスを勤めてきました。それまでの社内報奨は30回以上、その実力が買われこの学校に先生として立つことになりました、皆さんよろしくお願いしますね?」

「(返答)」

ほう、この方はウェイトレスだったのか…
この感じで括られているのか、面白いな。

私は政治家として30年やってきた。

もちろん専門小学校からのオファーも頂いた…断ってしまったがね。
難しい事はもうこりごりだから。