精神武装教育~専門小学校の建設~4
もちろん、パンもサバイバルナイフも役には立つ。
それから、意味が無い訳でもない。
だが、適してはいない。
それが現状の教育問題だ。
今の学生達は本当に大変だ。
俺が学生の頃より倍以上知識が増えている。
しかも、専門的な知識が多い。
さらに大変なのは、それを編集する側と、枠組みする側だ。
こんな仕事に就いたとしたら、俺はばあちゃんを呪う。
何故、あの時とめてくれなかったんだ!って。
それくらい教育に付随した取り組みに関わる人間全てが、不幸を背負っている。
そして当事者達も不幸だ。
だって、専門家と言えどネット空間全てを蹂躙する事など出来る訳がない。
その中途半端に取り繕った状態が、教える科目を増やすと言う選択結果だったんだろうと思わざる負えない。
そしてその授業内容が、それ以上に具体的な訳がない。
だからこう思う。
この授業、何の意味があったんだ?
てな。
俺らだってそうだった。
だから、そんなもんじゃないムダ感が現代の学生に押し寄せている。
もしくは、それに気付く力も無く、そんな疑問すら浮かばず育っている。
これはまずいだろ、なぁばあちゃん。