自殺流れ星説3

ならいっその事、降雪の無い地域に移り住むか?

それはいい案だ。

辛い想いまでして、そこに留まる理由はない。

雪は溶けないが、もう降る事は無いのだから。

 

自殺者の心の病気と言うのは、ほぼ劣等感だろう。

 

情報が乱立する世の中で、自分を責め立てる情報ばかり無意識的に集めたりしているんだろう。

俺もそうだ。

 

完璧主義者ほど自殺しやすいと言われている。

何でもかんでも、一概に、とは言わないが…

やはり理想と現実のズレが、溶けない雪に染まる我が家の庭なのだろうと思う。

 

さらに、冬空とは空気が澄んだ状態であるから、余計に際立って見えたりする部分もある。

 

雪も寒さを象徴するだけの物でないという要素も、人の心を離さない理由になったりするのだろう。

 

溶けないとは言ったが、溶かすほどの熱意があるのなら、それはなんら普通の雪と変わり無いのに、そんな熱意すらもてないままに。

 

その願いに似た叫びは、やはり、流れ星に3回お願いする事と同義なのだろうと思う。